介護する側が知っておきたいこと

今 直面している 超高齢化社会は、 つまるところ、

誰もが介護者になる時代

介護って 誰でもできることだと思われている。
母親が出産したら、母親になれるって思われているように。 
いや、むしろそれ以上に 当たり前に出来る事 って思われているようにも思う。

母親だって 赤ちゃん産んだら勝手に母親にはなるけれど
いきなり子育て知識が天から降りてくるわけでもなく、途方に暮れることがたくさん。
(今まで出来るって思われてたのは、多世代同居が当たり前だったから 見る機会が沢山あったからね)
女性ホルモンの大変化 大放出で 体は結構 母親になれたりする。

でも

介護知識や技術は天から降ってこないことはもちろんのこと ホルモンだって変化するわけじゃない!

自分はお風呂に入ったり ご飯食べてり 着替えたり 寝たりするわけだから
それを他者にやってあげればよいって そんな単純なものじゃない。

介護は専門技術なんです

それ 前も書いたけど 本当にそこんとこ わかってもらいたいって思うわけで。

この時期 朝から不穏になって通所される方がチラホラ

不穏って ざっくりいうと イライラしてたり、混乱が強く出てよくわからないこと言ったり。
大体この事実に直面すると 家族は
「急に症状が悪化した 認知症が進んだ!」 と 不安になったり 悲しくなったり 

それが 専門職から見ると

送迎に行ったら部屋がムンムンしていた
なのにご本人は厚着
朝から不機嫌だからろくに飲食してくれていないらしい・・・

⇨これは 脱水により せん妄を起こしている 起こしかけている  と 判断

だから 直ぐに

衣服の調整
イオン入りの水分を多めにとってもらい 
涼しいところでゆっくりしてもらうと

元気に戻られる✨

この事実をご家族にお伝えしていても あまりピンと来ないらしい。
それはそう。 元気な方からすると ちょっと喉乾いてたくらいで 意識状態に影響するなんて
想像すらつかいない。 
へえ・・・? で終わる。
重要と気づかないから それほどの対策をしない。
もどかしい・・・

この高湿度で気温変化が激しいこの梅雨は、
元気な方でもストレスを感じている方は多い。

ストレスって 元気な人は 会社とか 通勤とか 嫌なことで発生すると思っているけれど
シニア世代 や 体調が万全でない方にとってみると
気温変化 湿度 などがまさに ダイレクトに ストレス!!!

そして ストレスは 
認知機能の低下を促す。
つまり、 認知症を進行させる。

ただでさえ 認知機能が落ちている中で生活することは ストレスが多い状態。

だから 取り除けるストレスはできるだけ取り除いてあげたい。


だってね 家族で一緒に暮らしている方々は、
その方が 大切で 愛しいから。

愛しいから一緒にいたい。

その気持ちに寄り添いたい。 お手伝いしたい。 

だから本当に気楽に相談して欲しい。

日本人って 遠慮深い

これくらいで相談していいの?
迷惑じゃないかしら?

愛しい人のために そこんとこ 撤廃して欲しい。

私たち 花みずきのスタッフの存在意義は 
愛しい人を守りたい人を応援することだから。

だから 日々日々
お一人お一人にとって 最善を話し合う。

最高に 楽しい仕事!




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