コロの最近

あっという間に秋も深まって

コロはのんびり柿の絨毯の上でまどろんでいる。

羨ましい。


5年くらい前に保護したコロは、きっとそろそろ10歳くらい。

保護されるまでは凄惨な生活だったみたいだけど、持ち前の大人しくて良い子ちゃんの性格により愛されて、今は花みずきにはなくてはならない一員になりつつある。


「セラピードック」という言葉は聞いたこともある方は多いかと思うけれど、

モフモフで暖かい生き物を抱いていると、それだけで癒されて元気になる。


認知症の方で動物好きさんにはとても良い♡


認知症になると脳がうまく働かなくなるわけで、つまりは脳が疲れやすくなる。

それって私たちにも普通に起こっている現象で、

例えば主婦であれば・・・

疲れた夕方。懇談会とか役員会とかあってそれなりに楽しいけど気も遣い。

休めずまんま夕飯を急いで作らなければと頑張って台所に立っている時。

子ども同士のちょっとした喧嘩の声に、いつもより苛立つ。

「ねえ ねえ 明日の持ち物で・・」と子供に話しかけられても、

頭に入る気がしない。

「ごめん 後にしてくれる? 」 と思わず言ってしまう


あの感じ。


脳は疲れると当然ながら機能が落ちる。

すると、雑音が気になったり、逆に耳が遠くなった気さえする。


あの感じの増し増しな感じが認知症の方に起こっていると思ってみたら

なんとなくわかるかも。


認知症の方には、適度な刺激が必要だけど、疲れすぎるとよくない状態になる。

混乱しやすくなる。

デイサービスに1日いるのは 大変なことでもあるわけで、

そういう時に コロは大活躍!!!


コロを抱いて撫でていれば、ちゃんと何かしている感じもするから混乱しない。

(認知症の方によっては、自分が何をしているかわからないと不穏になる方も)

撫でることで自分にもオキシトシンが出て、心がリラックスする。

言葉をしゃべらないから、一方的にいいたいことを言える(笑)


コロはいつの間にやらアイドルで、

犬大好きの送迎の方が夕方一緒に走ってくれたりもしている。

愛されて なんて幸せなんだろう。


保護した時は、毛が真っ白で、おばあちゃん犬かと思ったけれど、

今は若見え。


人生ね 何があるかわからんね コロよ。






0コメント

  • 1000 / 1000