ボランティア体験
農園でのボランティアは、Londonではめずらしくよく降る雨のため中止。
でも翌日のアートセラピーに誘ってくれて、参加することができた。
メンバーは、精神的に何かしらの生きづらさを抱える方たち。
でも、誰がボランティアで誰が参加者なのか そこってどうでもいい感じで、
誰も何も気にしてない。
ボランティアの人も、何かをしてあげなきゃ ではなくて
ただそこで一緒に時間を共有する。
最初に緑の中の椅子に座って(それも適当な椅子)
5分間のガイドによるメディテーション。
その後、何を感じたか、それを1人ずつ話す。
フィーリング 感じたことをどれだけ大切にするかがよくわかる時間。
1人の人が、こんなにじっくり感じたのは久しぶり と言っていた。
農園の隣の温室には、ガタガタのテーブルと、適当に削ってある鉛筆と
絵コンテ黒 消しゴム2個
書くものは、花が適当に入ってるポットと 硬い実やココナッツの殻など
自分が好きな方を選んで、最初は短い時間で簡単に描く
10分で自分の座っている場所を移動して同じ対象物を違う角度からみて描いてみる。
はじまると、参加者から質問が出る。
「えんぴつと絵コンテ 両方使ってもよいの?」
「全部描かなきゃダメ?」
などなど
リードするスタッフは、
どっちでも 好きなように
ただそれだけ。
途中お茶とお菓子を食べながら、全員、自分の描いた絵の一番すきなところと嫌いなところを発表する。
とにかく ただみんな 褒めてくれる笑
「色々な角度から見えると違った発見がありますよね」
とか そういううんちくめいたものは一切ない。
もちろん描く技術に対する評価もない。
誰が参加者で誰がボランティアなのか そんなことは全くどうでもよくて
ただ一緒にその時を過ごす。
一緒に過ごしていると、確かに誰が参加者でボランティアなのかはだんだんわかってくる。
とにかくやたらと自分のペースでやりたがる
集中力が短い
多分ADHD的傾向強い
発達障害
等々
でもみんな終わった後 顔がすっきりしてさわやかな表情。
もちろん私もすっきり
心地よく集中するって 気持ち良いことだなって思うことができた。
1人ではやりきらないかもしれないけれど、グループだったら出来る。
帰り道、ブリティッシュインディア(英国のインド人)の男性と一緒に駅まで歩く。
自宅でも塗り絵をやっていると言っていた。
あれはとても心が落ち着くんだと。
そして来週の農園作業の日には、早くきたら農園を案内してあげると話してくれた。
とても優しい時間
一時でもそれを共有すること
感じることは
心の栄養になる。
そんな1日
0コメント