避難用品

今回は、お茶っこ463のお話し🍵

花みずきの家では、所沢市から委託をうけて
みんなのカフェ お茶っこ463 を 毎月2回開催しています。
所沢には、確か15を超えるみんなのカフェがあって、それぞれ特徴があります。

何かを作ったり体験したりする
ボランティアさんが音楽やマジックをやってくれる
お茶会
等々・・・・

そんな中、私たちのお茶っこ463は、
椅子での健康体操と、 ミニ講座  の二本立てで進めています。

健康体操は、お喋りしながら手足をうごかす! 脳トレにもなるダブルタスクですね^^ 
ミニ講座は、季節に応じた健康の講座 脱水とか血圧とか骨粗鬆症とか 
家族が入院したら! とか そういうこともやります。

お茶っこの面白さは、少人数で参加者さんの生活のリズムに組み込まれて居る、
いつの間にか、お互いを理解し、助け合おうという気持ちが自然に出て来ている。
もう3年目 毎月2回 ほぼ必ず顔を合わせて色々話していれば、どんな風に育ち、仕事をして、今に至るのか。
それぞれのストーリーが自然と共有されてきます。
そんな優しさと思いやりに満ちた場所。
私にとっても癒しの場であり時間です^^

そんな中で、災害があったり事件があったりすれば、お互いどう対処していくかをよく話し合って来ました。
だから、このコロナ騒動でも、トイレットペーパーは充分余裕を持ってストックがあるし、
慌てず過ごせている様子です。

皆で新聞などで得た情報を元に色々話し合っていると、どうやら大震災が来た時に、
認知症を抱えたご家族 老々夫婦 は結構大変なことになるということに気付きました。

なぜならば、福祉避難所は、許可が降りないと行けない場所という事実。
福祉避難所となっているのは、所沢市ではほぼ、特養や老健などの入所施設。
そこはそこで入所者様の健康と安全を守らなければならない。だから、その福祉避難所がOKしてくれたら
そこに避難出来るんです。そして、その場での介護は施設の職員ではなく一緒に避難してきた家族が基本です。

どんな状況か、想像できますか?

認知症のご家族がいれば、夫婦2人であれば情報や物資を受け取りに外に出られない。
老々介護でもそうなります。

いっそ、行政に直接質問しようと、所沢市に行って災害対策の方にお時間を頂きました。

TwitterやLINEを使えない人達にとってはあるのはラジオのみ。
所沢市にはスピーカーで行政からの伝達を伝える方法がありますが、結構聞こえないですよね。
私も肝心なところが聞こえなかったとかよくあります。あの内容は、登録すればメールに配信されるので、
それは災害時も生きるのか?と質問したところ、
「わかりません」  って・・・。
「どうすれば良いのですか?」
「LINEやTwitterで流します」
「使ってない、使えないシニア世代はどうなるんですか?」
「自己責任です。使えるようにしてください」
「難しいですよね。行政で講習会など開いて頂けませんか?」
「それは行政の仕事ではありません」
そんな不毛な会話をしました。

最後に、その担当者さんは、ちょっと恥ずかしそうに、
僕も娘に設定してもらいました って。

それは序の口で、自分たちの持っていた呑気な想像、期待を打ち砕かれました。

所沢市は在宅避難が基本です。(市民は当然知っている、といった様子で言われました)

市では崩壊する等で在宅が困難になるであろう建造物を調査し、その数に合わせて避難所を指定し、
そこで避難してきた方の数の物資を備蓄しています。

つまり、家にいる方は、最低3日分、出来れば1週間分の水と食料品等を備蓄する、としています。

だから、避難所に貰いに行っても、貰えない可能性が高いです。
実際、全然市民全員分の備蓄はしていません。

家が崩壊しておらず、在宅が可能な方が多数避難所に来た場合、本当に避難が必要な方が出来なくなります。
つまり、避難所が混乱状態に陥ります。
厳しい言い方をすれば、準備するべきものをしておらず、行政に頼るのは怠慢であり迷惑です。

自分達がどのように避難が出来るのかを考えておいてください。
ただ、子供が多くて夫は遠方に仕事に出ていて1人で見切れない不安感の方とか、
精神的に家族だけでは無理、とかそういった方は遠慮せずに、避難してくださいね^^
その場合、持ち物を準備しておく必要がありますよね。その時に完全に頼るのではなく、
何かちゃんと持っていけたら素敵ですね。

在宅が可能でそっちの方がストレスが無いと思う方は、在宅避難の準備は必須です。
1週間分の水と食料を上手に回転備蓄させるよう工夫しましょう。

避難所では、もう決まりきった仕出弁当やおにぎり、パンが永遠と続くだけですよ、と言われました。
自衛隊の炊き出しも、全部の避難所には来ないと。所沢市に1カ所来てくれるかな・・・
期待しないでください。と。
確かに、所沢は山も川も海もないので、被害はそれほど多くないはず。
そんな場所に自衛隊がちょいちょい来てくれるはずないですよね・・・。
テレビで見た記憶で、災害にあっても自衛隊がお風呂なんかを作ってくれるのかなあなんて
呑気に考えていましたが、大間違いでした😅

そして、気をつけて頂きたいのが、避難所等で、女性が性的な被害に遭うことがあるという危険性。
そういったことまで考えて、どこで乗り切るのか、考えておく必要があります。

そんなことを話し合うウチにわかったのが、
大災害の際、介護者家族、老々夫婦 独居の高齢者 は とてつもなく大変だろうという事実。

で、チカラを合わせて乗り越えよう!という話になり、

花みずきの家を、縁ある方の避難所にしよう計画   が立ち上がりました。

みんなで資料を集めて勉強しました。
行政によって情報量は全然違うことにびっくり!
私たちは他の行政が作った資料で勉強したり準備を進めています。

それも後もう一息で完成します!

コロナに対しても、慌てずに買い占めに巻き込まれずにすんだのは、やっぱり普段からの
情報交換のお陰だなと実感しています。

一度この機会に考えてみてください。

そして行政への質問で驚いたことは、
防災無線を流すと、ウルサイ! と必ず電話があって
これ以上無線の数も増やせなければ音も大きく出来ないそうです。
備蓄を回転させようと、避難訓練等に参加した市民に無料で渡すと、
無駄をするな!とお叱りが来るそうです。
だから、備蓄は最低限なんです。と。
色々な防災系の研修会も、予算があるので、出来るだけ無料のに参加してますと。
(正直、無料の研修ばっかりで市のプロが大丈夫なのかと心配)

そして、言われました。
市の職員も、普通に暮しているので一緒に被災します。
七人いますが、何人が災害直後に本部に集まれるのか!?と私たちもおもっています。と。

自分のことは自分で守らないとな、と実感しました。

考えてみれば、当然ですね^^



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