お江戸でござる

多分 高校生の頃

私が好きだったテレビ番組に 「お江戸でござる」 っていうのがあった。

基本的にNHKしか見せてもらえない、厳格な家庭で育ったもので笑、だからなのか、本当に好きだからなのか、その番組がいつも楽しみだった。

杉浦日向子さん という 江戸文化の研究している漫画家さんなのか作家さんなのか。

彼女が番組の最後に江戸時代の文化について解説しているのがとても面白くて、

その人が結構好きだった。


もう亡くなってしまったのだけど、ふと本屋で彼女が書いた 「1日江戸人」っていう本を

みつけてパラパラと読んでみた。


江戸の人って いわゆる貯金て基本しなかったらしい。

宵越しの金はもたねえ って聞いたことあるけれど、

ちょっと働いて後は遊ぶ。1月に10日から15日働けば ひと月分の生活費が賄えるって。

60歳になったら赤いちゃんちゃんこ着せてもらってお祝いしてもらえるんだもの


ちょと歳をとったら流行り病にかかってコロっと死んじゃうわけで、

だから老後の貯蓄の必要性もなかったわけだ。


週末 根津美術館に行って思ったけど

江戸時代の着物って ものすごくパンチがあって パンチがある人じゃないと着こなせない。

みんな 草間彌生 みたいに パンチあったんだろうなあ


今はみんな長生きになっているから 短命だった江戸時代にうまれなくて良かったなあって

思ったりしていたけれど、

もしや 現代より ずっと沢山遊んで面白いことやって

濃い人生を生きていたのかもしれない。


だって その本に書いてある江戸人 変人だらけだもん((笑))


そんな時代も あったんだね^^




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