20年ぶりのロンドン

20年前にロンドンに来た時、次に来る時まさか息子を連れてくるなんて

想像もしなかった。

20年前の20代最後の私は、リハビリが終わったか終わらないか。

痛みは常にあったので、ロキソニンをお守りに渡英。

人生の岐路で、次への選択をするにあたって、

誰も知らない土地に行って、しがらみのない中で、ただただ自分を感じて、

その先を決定したかったのだと思う。

2か月の渡英中、午前は英語学校、午後はチャリティーショップや

障碍児の放課後支援のボランティアをした。

それは本当に楽しく発見に満ちた体験で、何よりも、自分に自信を持つことが出来た。

ロンドンは、まさに人種のるつぼ 英語じゃない言葉もしょっちゅう聞こえてくる。

だから、結構おかしなことをしてても全然大丈夫。

英語が大してしゃべれない人も沢山いる。

訛りでお国がわかるわけで、ネイティブの発音でしゃべることに拘ってない人たち。

2か月の滞在中、日本人女性と韓国人男性とグループで仲良くなって

一緒にサッカーを見に行ったり、映画を見に行ったりした。

外からみれば同じアジア人だけど、みんなで下手な英語をしゃべってなんだかおもしろかった。

その時感じたのが、中国人は言うに及ばず、韓国人男性の強さ。 

とにかくハングリー精神(死語?)が旺盛で、英語喋れるようになっていい会社に入って

お金持ちになりたい!と、めっちゃガッツキ男子ばかり。

かたや日本人男性の影は非常に薄く、学校にいてもいるんだかいないんだか。

ひょろひょろで自信なさげで、その時、この先日本経済は、韓国に抜かれるだろうって確信した。

まさに20年後の今

その通りになっている。

物価高のロンドンに、日本人はほぼいない。

聞こえてくるのは、中国語と韓国語だけ。

あまりの物価高に、衝撃をうけてるけど

物価高というよりも もはや日本の円の弱さにびびる。

バッキンガム宮殿のお土産売り場で、

マグカップ 5000円って・・・

買う気もなくなる値段を前に、記念に買ったマグネットを買う私たちの周りには

大人買いしている中国人や韓国人

息子 頭でわかっていたけれど、

日本の後進国化もここまでか と

痛いほど実感する旅

さて 息子は何を吸収するのか 

そして私は 今回は何を経験するのか。







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