認知症の方の人権

yogacafe shizukuは認知症デイサービスの2階で開催しています。

だからクラスの中で、認知症についてや、福祉や介護についてお伝えすることもよくあります。
あまりにも憤慨する出来事がありました。 これはさすがにクラスで話せないなと(私、興奮しちゃう!)
 でも、この現実を知ってほしいとも思うので ブログで。

もう花みずきで5年以上いらっしゃる80代後半の方、
ご家族がみることが辛くなってきて、(主たる介護者は老々介護ではなく50代のお子さん 無職なので仕事はしていません)
施設に入所させたいと。
それは仕方ないことです。 介護も5年 お疲れになります。
でも、ご本人様は、自宅で暮らしたい  花みずきに来たい  施設は嫌です  と はっきりしたご意志をもってらっしゃいます。
だから、 説得するのは大変  辛い  
認知症だから言っても忘れてしまう だから 何度もお伝えしなければならない   面倒くさい

だからといって、 
ご本人には秘密にしようと、ご家族と打ち合わせをして
ご本人に対しての説明もなく、だまし討ちのように入所させて良いことにはなりません!

それにケアマネジャーが加担するのは最悪です  というより、 倫理はどうなるのかと。

花みずき最後の利用の際に、代表が
これで最後なこと 感謝の気持ちをお伝えしたところ、

だまされた  入所するまでに 死にたい  くやしい  くやしい   と。

ケアマネージャーは、いつものショートステイの続きで入所するよう手続きをとっていました。
つまり、迎えに来てくれないのは何故か?  をこれから ずっと思いながらいるんです。
面会に行く気がないのは見え見えです。

特別養護老人ホームは、姥捨山ではありません。
それは、特別養護老人ホームに対しても ひどい話です。
入れちゃえばこっちのもの。 そんな現実にケアマネが加担していることが衝撃でした。

代表は、そのケアマネジャーに、
あなたのやったことは、ケアマネとしても、人間としても、ゆるされることではない。
認知症の方と関わらないで欲しい   と 伝えていました。

認知症になることは、社会的な弱者になることです。
社会的な弱者とは、人権侵害をされやすい状態になることでもあります。
そのために、私たち専門職がいます。 
自分の権利を主張出来ない方の代弁をする存在なのです。

入所が悪いとか かわいそうとか そういう議論ではなくて、
実際に、本人の意に反して入所せざるを得ない状態だってたくさんあります。
誠心誠意、状況をお伝えして、入所の良いこともたくさんあることをお伝えすることが必要です。
苦しみや悲しみ 怒りを表現する機会を奪ってはいけません。
ご家族がそれがお辛くて出来ないならば、私たち専門職が担うべきことです。

認知症だからどうせ言っても忘れる  同じだよね 

これは、素人だから考えることです。

私も知的障がいの方々の施設で働いてきました。
論理的に理解出来なくても、私が一生懸命伝わるように何度も何度も話すことで、
よくわからいけれどこの人がここまで言ってくれる  その事実で感情的に納得、お伝え出来ることを実感しています。
認知症の方も同じです
起こった出来事は忘れても、その時の感情や雰囲気は残ります。
その積み重ねで、安心や信頼、幸せを繋げていくんです。

このようなことが これからどんどん増えていくのだろうなと。

そのために、私は何が出来るのか

ちょっと考えさせられた1週間でした

介護 福祉に関して、いつでもご相談お受けします。
知りたいことがあったら お伝えする機会も設けていきたいと思っています。
お気軽にどうぞ🍀🍀







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