介護は大抵いきなりはじまります 〜介護編②〜

最近読んだ新聞記事の読者の声の欄

106歳の母と79歳娘が同じケア付きハウスに住んでいて(多分母は要介護で娘は自立してるから棟違い?)
娘が母を気遣って、毎日お茶飲みしに遊びに母の部屋へいく と書いてあって、
人生100年時代ってこういうこと?! 

私達 今の40代から50代  団塊ジュニア世代 親の介護が現実味を帯びてきました。

介護が自分の両親だけとは限りません。
最近の相談では、遠い親戚 の話が多かったです。
両親の兄弟 つまり、叔父や叔母 にあたりますね。
もしくは、両親が既に疾患を抱えているが要介護の祖母がいて、介護が孫世代にのしかかって来る、とか。

80代の方は8人兄弟姉妹でした、とか良く聞きますが、
団塊世代は2人から多くて3人。
各地に散らばり、未婚の兄弟も多かったり。
圧倒的に支えての数が少ないので仕方ない現象ともいえます。

あっちもこっちもとなると、もの凄い大変感に押し潰されそうになります。
やらなきゃいけない事や不安が走馬灯のようにグルグルと頭を掻き回し、焦るけど何をどうしたら良いのかわからない。

そして有りがちなのが、自分側の親戚だった場合、夫に申し訳ない気持ちになり、相手方の場合、やってあげてる気分になったりも。

夫婦は人生の荒波を乗り越えるパートナーです。
家族はチームです。
夫婦のみならず、家族で乗り切って行きましょう💪

夫婦で作戦会議を開きましょう。
ちょっと大きめの紙を用意します。
そして今の現状を図式化します。真ん中に自分たち家族を書く。
書き出すことで見えてくるものがあります。

ポイントは、距離感や大きさも気にかけること。
同じ市内に在住であれば近く、遠方であれば遠くに。
気持ち的にも、近しい方であれば大きく、遠い方なら小さく。感覚が大事です。

自分達家族を真ん中にして、そこから 線を伸ばして対象となる方を書いていく。
そして助けてくれそうな方も書いていく。親戚だけじゃなくて、その方のご近所さんやお友達などなど。

その作業で客観的に見ることができます。
言葉にはなっていない家族の思いに気付けたりもします。

子供だってもう小学高学年になれば参加させて良いのではと思います。
隠す必要はありません。皆が通る当たり前の道を、家族チームで協力してより良く乗り切ろうと思っているのですから。

ちょっとしたことが出来たりするんです。
おばあちゃん、結局寂しいのよねえ・・・ ⇨ じゃあ僕がメール書くよ。
これだけだって おばあちゃんにはとても嬉しいこと! そして、子供には家族を思いやる気持ちが育ちますよね^^
大変そうなお母さんの様子を見せるのならば、協力してもらいましょう!
だって散々可愛がってもらったのですから。

家族全員で、何が出来そうで、どこからは無理そうなのかを共有していきます。
はっきりとわからなくても、何度も作戦会議を開くことで足並みが揃えやすくなります。
家族の様子をみながら、決して無理せずに、プロを上手に使って上手く乗り切っていく。
優先順位を忘れずに・・・ 
夫の顔を見たくなくなるほど頑張らない  とか 
夫にこの疲労サインが出たら 諦めよう とか。
家族が崩壊するような介護は絶対に避けなきゃいけませんから。

そんな荒波の時期を手を繋いで乗り切れたら、絆はもっと深まります。

コツはいつも、互いに感謝の気持ちを忘れずに・・・
当たり前のことなんて、何もないんです。



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